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ある日のハリーナ

マルセ太郎という人(2)

2011年10月27日(木曜日)

芸人、マルセ太郎は自分の舞台の感想を送ってくれた人に必ず返事を書いていたそうです。そんな彼の一面を表すエピソードを、娘梨花さんが紹介してくれました。2002年1月10日、朝日新聞の声欄に載っていた宮崎市の高校生の投稿です。

先日、母が「こんなもの出てきたよ」と古ぼけた封筒を差し出した。故マルセ太郎さんからの手紙だった。12年ほど前、マルセさんのお芝居を母と見に行き、その感想を書いて出したら返事を下さった。
(全文ひらがなの文字で)
「がっこうのべんきょうもがんばってください。べんきょうをがんばるのはひとにかつことではありません。おとなになったとき、よわいひとのたちばにたってものごとをかんがえるようになるためです。つよいということは、よわいものをいじめることではなく、よわいひとのためにたたかえることです。つよくやさしいひとになるため、べんきょうしてください。」
 当時7歳だった私にはよく分からなかったが、今読み返してみて、とても考えさせられた。
 私は受験生で、がむしゃらに勉強している。しかし、何を目標に勉強しているのだろう。弱い人のためだろうか。大学に入り、自分の夢を叶えるためだけではないだろうか。はたして、それでいいのだろうか。
 マルセさんは、12年越しに私に問いかけている。